サイドFIRE前の生活(家族時間ゼロに近かった日々)
サイドFIREを考える前の生活は、家族との時間がほとんど取れない毎日でした。
朝6時に家を出て、帰宅は夜9時〜10時。子どもが起きている時間に顔を合わせられればラッキーという状態で、週5日見たのは寝顔だけ、、、という日が2か月続いた時もありました。
妻とも最低限の会話しかできず、家事や育児はほとんど任せきり。休日もオンライン業務の呼び出しがあることも多く、自宅にいながらも「常に仕事が頭から離れない」状況でした。
今振り返ると、妻に大きな負担をかけてしまい、不機嫌にさせてしまうことも多かったと思います。家庭を大切にしたい気持ちはあっても、現実には何もできない…。自分自身、罪悪感を抱えながら過ごしていました。
サイドFIRE後に訪れた家族時間の変化
状況は、サイドFIREをきっかけに大きく変わりました。
もちろん家事をすべて完璧にこなしているわけではありませんが、自分が家庭に関わる時間を増やせるようになったのです。
平日の朝食や夕食を家族そろって食べられるようになり、昼間には子どものお迎えに行ける余裕も生まれました。夜は家族全員で夜8時半に就寝する習慣ができ、睡眠リズムが整ったのは大きな変化です。
以前は「家族の生活リズムに自分が合わない」状態でしたが、今は「自分が家族のリズムに参加できている」と感じられています。
特に嫁に言われた【毎日帰ったらご飯作ってくれていて嬉しい】と言われたことで自分が嬉しくなりました。
子どもとの関係の変化
子どもとの距離感は、間違いなく近くなりました。
以前は休日に少し遊ぶ程度でしたが、今では毎日のように会話が増え、一緒に勉強や遊びに付き合えるようになりました。
子どもが「お父さん、今日も一緒に○○しよう」と自然に声をかけてくれるようになり、父親としての存在感が強まったと実感しています。
また、以前はできなかった事の一つに、こどもと一緒に就寝する際に「パパの隣で寝る!」と2人の子供がそれぞれ左右にくっついて寝てくれるようになりました。(いつまでやってくれるかわかりませんが、、)仕事には代えがたい嬉しさを感じています。
夫婦関係の改善
サイドFIREによって変わったのは、子どもとの時間だけではありません。
夫婦関係も大きく改善しました。
平日の家事を分担できるようになったことで、妻の負担が減り、感情のすれ違いが少なくなりました。
また、以前は疲れすぎて避けがちだった将来の生活の話も、落ち着いて話し合えるようになったのは大きな進歩です。また、家事の一部を担当するようになってから、妻と雑談する時間が自然に増えました。
「一緒に人生を作っている」という実感が持てるようになり、夫婦間の信頼感が増したと感じています。
家族時間がもたらした心の余裕
家族との時間が増えたことで、心の余裕が格段に違います。
以前は「お金を稼ぐこと」が中心で、その影響で家族に負担をかけていました。
しかし今は「家族を大切にできている」という充実感があり、心身ともに健康になったと感じます。
お金の不安はゼロではありませんが、それ以上に「時間の価値」を強く意識するようになりました。
これからサイドFIREを考える人へ
サイドFIREを考えている人に伝えたいのは、「完璧な準備がなくても一歩踏み出せる」ということです。
収入を減らすことに不安はありますが、その分得られる「家族との時間」は何ものにも代えがたい価値があります。
「時間こそ最大の資産」。これは、実際に体験したからこそ自信を持って言えることです。


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