FIRE生活を始めてから、過去のことを振り返る時間が増えました。
昔の自分の言動、選択、人との関わり。どれも今になって思い出すと、後悔のように感じる瞬間があります。
けれど、最近はその「後悔」を別の角度から見つめ直すようになりました。
過去の出来事は変えられない。でも、心の置き方は変えられる
起きたことそのものは、どう頑張っても変わりません。
けれど、その出来事を「悔やまれること」として残すのか、「大切な思い出」として心に置くのかは、今の自分次第です。
たとえば失敗や別れの記憶も、
「もう少しうまくやれたら」と思えばいつまでも悔いが残ります。
けれど、「あの経験があったから今の自分がある」と思えた瞬間、その出来事は人生の宝物に変わるのだと感じます。
後悔を“幸せ”に変える視点
人は誰でも、心の中に「変えられない過去」を抱えています。
それをどう受け止めるかで、心の状態が大きく変わります。
- 後悔 → 「あの時の自分が未熟だった」と責める気持ち
- 受容 → 「あの時の自分も精一杯だった」と認める気持ち
この違いが、人生の豊かさを決めるのではないかと感じます。
起きた出来事を変えられなくても、意味づけは変えられる。 それが人間のすばらしい力だと思います。
人生は「後悔を減らし、幸せを増やすゲーム」
FIRE後の静かな時間の中で、よくこんなことを考えます。
「この世界は、どれだけ後悔を減らせるか、どれだけ幸せな記憶を増やせるか──そんなゲームみたいなものかもしれない」と。
過去に起きたことを悔やむのではなく、
「その経験をどう活かして、次に何を感じるか」。
それを考える時間こそ、FIRE後に得た一番贅沢な時間なのかもしれません。
“心の整理”は、静かに進む成長
FIRE前の生活では、過去を振り返る余裕すらありませんでした。
でも今は、静かに自分を見つめる時間の中で、少しずつ心が整っていくのを感じます。
後悔のない人生なんて、たぶん存在しない。
それでも、その後悔を「幸せに変える」ことはできる。
そうやって心を整えながら、次の一歩をゆっくり踏み出していきたいと思います。
今日も少しずつ、心を軽くする選択を。


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