FIRE後の自由と引き換えに感じた3つの壁|お金・時間・自己管理

FIRE

「FIREしたら自由で最高!」
…そんなイメージを持つ人は多いと思います。僕もそうでした。でも実際にサイドFIREをしてみて、「お金のプレッシャー」や「自己管理の難しさ」に直面し、何度も気持ちが揺れ動きました。
この記事では、FIREの光と影、特にやってみて初めてわかった悩みや気づきを、子育て世帯の視点も交えてお話しします。


お金の不安は完全には消えない

FIREを目指すまでの間、僕は何度も家計のシミュレーションをしました。
「もし投資が○%で運用できたら…」「この生活費で10年後は…」と石橋をたたくように計算したつもりでした。
でも、いざ実際に収入を大幅に減らしてみると、計算では消せなかった感情としての不安が押し寄せました。

「このままで本当に大丈夫かな…」
「もし子どもに急な出費が必要になったら…」

こういう気持ちは、どんなに準備してもゼロにはならないと痛感しました。
ただ、その不安と向き合いながらも1年ほど暮らす中で、「意外と大丈夫だった」という経験を重ねると少しずつ気持ちも安定してきます。

大事なのは、完璧な計算だけじゃなくて「実際にやってみる勇気」と「気持ちが揺れてもいい」と受け入れること。
これを経験したことで、心の余裕の持ち方がちょっと変わりました。


社会との繋がりが薄くなることもある

会社員時代は当たり前にあった「同僚との雑談」「何気ない人間関係」。
FIRE後はそのほとんどがなくなります。
僕の場合は家族との時間が増えて嬉しい一方で、ふとした時に孤独感を感じることもありました。

この点は地域のコミュニティや、趣味の繋がりを持つことで解消。
社会との繋がり方を自分で選び直すことは、FIRE後の重要な課題だと思います。


子育てに時間が増えたけど「悩み」も増えた

FIRE後は子どもと過ごす時間が格段に増えました。
朝の送り迎えや一緒の夕食、寝る前の会話…会社員時代にはなかった家族の時間はとても貴重です。

ただし、時間が増えた分、教育や将来設計に対する責任感や不安も増えました。
「お金の使い方をどう見せるか」「どんな体験をさせるべきか」など、悩むポイントが変わった感じです。
でも、この悩みは「関わる時間が増えたからこそ」生まれたもの。
家族の未来を真剣に考える機会を持てるのは大きなメリットだとも思います。


自由な時間=自己管理の難しさ

FIRE後、一番キツかったのは実は自分との戦いでした。

会社員時代は「時間割」や「人の目」によって、否応なく生活リズムが決まっていました。
でもFIRE後は自分で自分を管理しないと、いくらでもだらけてしまうんです。

実際に僕も「何もしていない日」が増えて、

「何も生み出してない…」
「本当にこんな生活でいいのかな…」
と自己肯定感が下がった時期がありました。

そこから試行錯誤して、

  • 自分で時間割を作る
  • 運動習慣と睡眠リズムを整える
  • 朝は4:30起きで1日のスタートを切る

という生活スタイルに切り替えました。
無理のない自己管理の仕組みを作ったことで、**「自由時間の中で動ける自分」**を少しずつ取り戻せたんです。


FIREはゴールじゃなくてスタート

FIREは「働かなくてもいい自由」ではありますが、実際は新しい挑戦と向き合うスタートラインです。
僕もFIRE後、収入の減少や社会との距離、自己管理の難しさに悩むことがありました。

でも、その悩みも「家族や自分の人生に向き合う時間が増えたからこそ」出てきたもの。
FIREを考えている人には、ぜひ**不安も悩みも「経験して学ぶ価値がある」**ことを知ってほしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました