「今日は、座っているだけでパートの給料3ヶ月分が稼げちゃったな……」
相場が絶好調な今、証券口座のアプリを開くと、1日で数10万円単位の含み益が出ていることがあります。一方で、その後のパート先では、1時間一生懸命働いて手に入るのは1,000円ちょっと。
正直に言います。めちゃくちゃバカバカしくなる瞬間があります。 「この1時間、僕は一体何のために消耗しているんだろう?」 「これだけ資産が増えているなら、もう働かなくていいんじゃないか?」
そんな焦燥感や「働く意味」への疑問を、サイドFIREパパの僕がどうやって整理し、モチベーションを保っているのか。サトマイさんの「自己効力感」の話をヒントに、今の本音を書いてみます。
1. 数字の「麻痺」から自分を取り戻す
サトマイさんは、お金の不安を消すには「コントロール感」が大切だと言いました。実はこれ、逆も然りなんです。
投資の利益は、自分の努力とは無関係に、市場という「自分ではコントロールできないもの」が運んできます。1日で30万円増えることもあれば、逆に減ることもある。この「コントロールできない大きな数字」に脳が慣れてしまうと、自分の意志でコツコツ稼ぐ「コントロールできる小さな数字」を軽視し始めるんです。
でも、僕の人生のハンドルを握っているのは、相場の波ではなく「僕自身の労働」です。 パートの時給は、僕がそこに行き、手を動かしたからこそ発生した、100%コントロール可能な対価。この「1,000円」をバカにした瞬間、僕の足は地面から浮いて、相場の波に飲み込まれてしまう気がするんです。
2. パートの時給は「メンタルの保険料」
僕がパートを続けている最大の理由は、お金のためというより、暴落が来た時のための「メンタルの保険」です。
もし完全に労働を断って投資だけで生活していたら、暴落が来た瞬間に「コントロールできる収入」がゼロになります。そうなると、サトマイさんの言う「生存の不安」が爆発し、1.2億円というゴールを待たずに狼狽売りしてしまうかもしれません。
「相場がどうなろうと、僕は今日も1,000円稼げる力がある」 この小さな、でも確実な事実が、テック系銘柄のような激しいボラティリティ(値動き)に耐えるための心のクッションになってくれています。時給は、僕が「正気」を保つための手数料みたいなものですね。
3. 「時給」ではなく「居場所」に価値を置く
主夫として家事もこなす中で、パート先は僕にとって「唯一、家族以外に必要とされる場所」でもあります。
「ありがとう」「助かったよ」という声。年下の社員との何気ない会話。これらは、投資のリターンでは絶対に得られない「社会的報酬」です。1.2億円を達成してフルFIREした後、一番怖いのは「社会からの隔絶」です。
今のうちに、パートという適度な距離感で社会と繋がり、自分の「稼ぐ力(自己効力感)」をリハビリし続けておくこと。それが、将来1億円以上の資産を抱えても、孤独にならずに笑っていられるための準備だと思っています。
[相場に振り回されない「心の土台」を作る。投資家なら一度は読むべき不朽の名著] [「焦り」が消えない朝に。僕が使っている、心を整えるマインドフルネスアプリ]
4. まとめ:1,000円を愛せるパパでいたい
投資の利益がパート代を遥かに上回る今だからこそ、僕は目の前のお客さんや、パート先の掃除に全力で取り組もうと決めています。
1日で増える数十万円の含み益は、ラッキーな「ボーナス」。 1時間で稼ぐ1,000円は、僕の「実力」と「生存証明」。
この2つを混同せず、どちらも大切にできている状態が、今の僕にとっての「コントロール感」です。1.2億円という大きなゴールを見据えつつ、1,000円を稼ぐ自分の手も、しっかり肯定していきたい。
もし、あなたも「働くのがバカらしい」と感じたら、一度スマホの投資画面を閉じて、今日自分がした「誰かの役に立ったこと」を数えてみてください。そこにある小さな手応えこそが、あなたを本当の自由へ運んでくれるはずです。
最後まで読んでくれてありがとう! 「働く意味」を見失いそうになった時、僕が読み返す本や、心のザワつきを抑えるためにやっている習慣をまとめました。投資のテクニックよりも、まずは「折れない心」を一緒に作っていきましょう。 [関連記事:資産が増えても『質素』でいる理由。サイドFIREパパの心のブレーキの掛け方]

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