「今は最高益をたたき出していて、投資は上がるもの!」という認識が強い今だからこそ、あえて問い直したいことがあります。
「新NISAで資産が増えたのに、なぜか将来の不安が消えない」 「いくら貯まれば、本当の安心が手に入るのか?」
そんなモヤモヤを抱えていませんか?実は、統計心理学者のサトマイ(佐藤舞)さんの著書『あっという間にお金はなくなるから』を深掘りすると、その不安の正体は「残高の少なさ」ではないことがわかります。
今回は、サイドFIREを実践するパパの視点で、**「お金の不安を根こそぎ消し去る、数学的かつ心理的な回答」**をお届けします。
1. 不安の正体は「残高」ではなく「コントロール感」の欠如
サトマイさんは、お金の不安の本質を**「自分の人生を自分でコントロールできているという感覚(コントロール感)」の欠如**だと断言しています。
たとえ貯金が1億円あっても、「将来のインフレ」「予期せぬ増税」「会社のリストラ」など、自分では制御できない外部要因ばかりに目を向けていると、不安は無限に膨らみます。
私が住宅ローンの繰り上げ返済をせず、あえて投資に回しているのも、実はこの「コントロール感」を握るためです。
銀行に返してしまったお金は二度と動かせない(コントロール不可)
手元に置いて運用しているお金は、いつでも自分の意志で使い道を選べる(コントロール可能)
「いつでも動かせる盾(現金)」と「増え続ける武器(投資)」の両方を、自分の意志で管理しているという実感が、銀行残高以上の安心感をもたらしてくれるのです。
2. 「生存の不安」と「欲望の不足」を混同していないか?
私たちが抱える不安の多くは、実は「生きていけない不安」ではなく、**「もっと贅沢したいという欲望が満たされない不安」**です。
サトマイさんは、この2つを明確に区別し、「生存に必要な額」を具体的に計算して可視化することを推奨しています。
私の場合、サイドFIRE後の生活費を緻密に計算しました。
主夫として家事をシステム化し、支出を最小化する。
パート収入で日々の固定費をカバーする。
不足分をインデックス投資のリターンで補う。
こうして「これだけあれば死なない」という数字を一度確定させてしまえば、SNSで流れてくる「億り人」や「高級車」といった他人との比較(比較の罠)から解き放たれます。「上には上がいる」世界で戦うのをやめ、自分なりの「足るを知る基準」を持つ。これこそが、メンタルを安定させる最強の技術です。
3. 「稼ぐ力」と「仲間」こそが、最高の安全保障
本書が提案する新しい視点で最も共感したのが、**「自己効力感」**の重要性です。
「お金がなくなっても、自分にはまた稼げるスキルがある」「助けてくれる家族や仲間がいる」という自分自身への信頼。これが、銀行口座の数字よりもはるかに強い防衛線になります。
私がサイドFIREをして「パート」という働き方を残しているのも、単なるお金のためではありません。
社会との繋がりを維持し、働くスキルを錆びつかせない。
暴落時でも「今月も給料(現金)が入る」という心の余裕を持つ。
主夫として家庭を支え、妻との信頼関係(最強のセーフティネット)を強固にする。
お金を「目的」から「手段」に戻すこと。 「貯めること」自体がバグ化(目的化)してしまうと、いくらあっても不安は消えません。「自分がどう生きたいか」という目的に対して、必要なお金を定義し直す。これが自由への最短ルートです。
4. 感情のコストを考えた資産設計を
サトマイさんは、単なる「期待値(得か損か)」だけでなく、**「自分の心がどう動くかという感情のコスト」**を考慮すべきだと説いています。
「投資効率を考えればフルインベストが正解」であっても、それで夜も眠れなくなるなら、それはあなたにとっての「不正解」です。私が現金を一定比率持ち、保守的な運用を混ぜているのは、それが最も「感情のコスト」が低い(=穏やかに過ごせる)からです。
[サトマイさんの著書「あっという間にお金はなくなるから」のアフィリエイトリンク] ※「数字に振り回されず、人生のハンドルを取り戻したいパパ必読の一冊です」
まとめ:「足るを知る」パパが最後に勝つ
「お金の不安」を消すのは、銀行の残高ではありません。 「自分の人生を、自分のルールでコントロールできている」という確信です。
最高益に浮かれず、具体的な必要額を把握する。
コンビニ通いのような「無意識の搾取」から距離を置く。
自分自身のスキルと、家族の絆という「無形資産」を磨く。
サトマイさんの教えを実践し、お金のバグから抜け出した先には、数字に一喜一憂しない、本当の意味での「自由な時間」が待っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました! サトマイさんの理論をベースに、私が具体的にどうやって「生存に必要な最低ライン」を計算したのか、その家計管理術についてはこちらの記事で公開しています。 [関連記事:家計簿を挫折したパパへ。サイドFIREを実現した『全自動・放置型』家計管理術]


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