**読了時間:3〜4分**
2003年、○○歳の頃の自分は笹川美和さんの「笑」をよく聴いてた。
で、2025年のある日。車でランダム再生してたら、突然あのイントロ。
「うわ、懐かし…」と思った次の瞬間、歌い出しでなぜか涙がダバーッ。別に落ち込んでたわけでもないのに、当時の空気と歌詞の意味がいまの自分に刺さってきた。
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## なんで泣けたんだろう、をちょっと分解
当時は「親から子に向けた気持ちなのかな」くらいの理解。
いまは親になって、子どもが大きくなっていく姿を毎日見てる自分がいる。
20年前に“予感”として触った感情が、**実体験つきで再生**された感じ。
昔の自分に肩つかまれて「ね、いまなら分かるでしょ」って言われたような、あの感じ。
同じ曲でも**聴き手の履歴で意味が変わる**。体で分かった瞬間だった。
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## 40代が楽しいって、こういうことかもしれない
岡田斗司夫さんの「人生は40代からが面白い。伏線回収が起こるから」って話、正直ピンと来てなかった。
でも30代後半の今、「あ、これか」とストン。
20代の頃は通り過ぎてた言葉や音楽や景色が、**今の自分にぴったり合う**。その合致の瞬間、ちょっと笑えて、ちょっと泣ける。
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## 懐メロは“昔の自分に会いに行く装置”
「懐メロ」で片づけるのは惜しい。
久しぶりの一曲は、**当時の自分と再会する道具**だなと。
「笑」を流した車内で、20年前の自分、今の自分、子どもたちが一本の線でつながった。時間のフィルムがスーッと重なって、そりゃ涙腺もゆるむわけで。
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## まだ聴いたことない人へ
未聴ならぜひ静かな時間に。
聴いたことある人は、今の暮らしの匂いがする場所でぜひもう一回。
たぶん、昔とは違う場所に着地するはず。
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## これからも“回収”が増えると思うと、ちょっとワクワク
音楽に限らず、本でも映画でも風景でも、**過去と今がふっと重なる瞬間**を拾っていきたい。
こういうのが増えるなら、40代以降もけっこう楽しみ。
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### おわりに
20年ぶりの一曲で、不意に泣いた。ただそれだけ。
でも、**今の自分を確かめるには十分な出来事**だったなあ、という記録。
> 40代以降のお兄さん・お姉さんへ。
> みなさんの「伏線回収エピソード」も教えてください。
> 次に曲をかけるときの楽しみが、またひとつ増えます。

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