**読了時間:4分**
土日を使って、中学時代からの友人2人と1泊の小旅行に行ってきました。数か月前から予定をすり合わせ、家族や仕事の調整を乗り越えてようやく実現。口には出さなかったけれど、各自がそれぞれの事情を整えてくれたことに心から感謝しています。
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## 旅の工程メモ(関東→北陸)
– **移動**:車で片道約4時間。BGMは学生時代のプレイリスト。
– **昼食**:到着後すぐに回らないお寿司でランチ。地魚の脂と香り、握りの温度で一気に“旅モード”に。
– **サウナ**:薪焚きのプライベートサウナ。火の音と香り、冷たい外気浴でデジタル疲れが溶ける。
– **宿**:温泉と地の魚料理。刺身、焼き物、煮物と、素材の違いがはっきりわかる。
– **2日目**:朝風呂→移動→**トロッコ列車で紅葉**。渓谷の風を受けながら、会話が途切れても成立する時間。
– **復路**:SAで軽食をつまみつつ帰路へ。
運転担当だったけれど、積もる話で車内は常に笑いっぱなし。気心の知れた関係だと、沈黙すら心地良い。価値観の“土台”が近いからこそ、意見が分かれる場面も素直に面白がれる。社会や仕事、人間関係への見方がアップデートされる良い刺激になりました。
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## 旅がくれた気づき(仕事観・お金・時間)
### 1)「稼ぎたい動機」が再点火
FIRE後は「家族を全力サポートしつつ、自分のペースで小さく稼ぐ」モードに慣れてきたけれど、こういう**“遠慮なく使いたい体験”**があると、健全な意味で**もう少し稼ぎたい**気持ちが湧く。
> 使いたい理由が明確だと、稼ぐモチベの質が上がる。
### 2)“体験ファンド”を作る
生活費と投資と別に、**年1回の友旅のための体験積立**を作ると意思決定が軽くなる。月5,000円でも1年で6万円。ガソリンや高速、宿、サウナ代まで想定できる。
### 3)親友は「鏡」になる
土台が似ていても、解像度の高い反対意見をもらえるのが親友。**自分の思考のクセや限界**をやさしく映してくれる。今回は「時間の使い方」と「健康投資」の話で刺さる指摘をもらい、翌朝から早速ルーティンを微調整。
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## 企画ルールと運営のコツ
– **持ち回り制**:次回は別のメンバーが全行程をプロデュース。責任者がひとりだと決めやすい。
– **予算のレンジだけ先に合意**(例:1人3万±5千)。「この枠で最高を出す」発想になり議論が進む。
– **家族への根回し**:旅の候補日を3つ出して、家族カレンダーに早めに共有。感謝は**メッセージで言語化**して残す。
– **写真担当を固定**:アルバム作りが早い。運転手の代わりに他2人が撮る、と役割分担。
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## 旅でよかったこと・反省したこと
**よかった**
– 薪サウナ→外気浴→温泉の**温冷リレー**で脳が静かになり、会話の質が上がった。
– 2日目のトロッコを“午前の早い時間”に組んだので、人出が少なく景色を独占できた。
– 食事は**昼しっかり・夜は腹八分**にしたおかげで翌朝の体が軽い。
**反省**
– 初日の出発が遅れ、ランチに間に合わせるため後半が少しバタついた。**集合は30分前倒し**で解決。
– お土産時間を軽く見積もって渋滞に捕まった。**帰路のピークタイム回避**を次回の前提に。
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## 使ったお金と気持ちの収支
ざっくり1人3万円台後半(交通/宿/食/体験)。数字だけ見れば“贅沢”かもしれないけれど、**「心の充電量」対「費用」**で見れば十分にプラス。
FIRE後は、稼ぐ動機が薄くなることがあるけれど、**“使いたい未来”を明確にしてから稼ぐ**と、行動の質が上がる。今回の旅はまさにそれを思い出させてくれました。
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## 旅が生活に与えた具体的変化
– 月イチの**“ミニ自然”デー**を家族で作る(近場の河原や公園で火・水・風に触れる)。
– 体験ファンドを**自動積立**にして、年1回の友旅を恒例行事に。
– 朝のルーティンに**ストレッチ5分**を固定(サウナ後の整いを日常にも)。
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## まとめ:旅は“関係”を深め直す場
気を使わない仲間と、肩書や立場を外して過ごす2日間。大人になると新しい友人は増やせても、**本音の深度**で話せる関係はなかなか作れない。だからこそ、昔からの友人と年に一度、**過去と今をつなぐ時間**を意図的に持つ価値は大きい。今回の旅をきっかけに、企画は持ち回りで続けることにしました。来年の幹事は友人A。私もその日までに、胸を張って出せる“体験予算”をちゃんと用意しておきます。
> 旅の余韻が消える前に、アルバムと次回の仮日程だけ決める。— それが「続ける仕組み」。
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### 次回の自分へのToDo(忘れ物防止メモ)
– 体験ファンド:**月5,000円**自動積立を今日設定
– 家族カレンダー:**候補日3つ**を来週共有
– 旅の報告:家族LINEに**写真+感謝文**を送る
この2日間で、また一年分の“日常をがんばれる燃料”を満タンにできました。来年も、同じメンバーで。


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