サイドFIREとは?意味と特徴
サイドFIREとは「経済的自立(Financial Independence)」を目指しつつ、完全リタイアではなく 生活費の一部を労働で補いながら暮らすスタイル のことです。
FIREの中でも「セミリタイア」に近く、投資や副業からの収入に加えて、パートタイムやフリーランスで働くのが一般的です。
FIREとの違い(完全リタイア vs サイドFIRE)
- FIRE:投資収益だけで生活費をまかなう完全リタイア。
- サイドFIRE:生活費の半分〜数割を働いて補い、投資収益と組み合わせて暮らす。
完全FIREには莫大な資産が必要ですが、サイドFIREなら現実的な金額で始められるのが魅力です。
なぜ今サイドFIREが注目されているのか
- 不確実な時代に「完全FIRE」はハードルが高い
- コロナ禍をきっかけに「働き方の自由」を求める人が増えた
- 在宅ワークや副業解禁で柔軟に収入を得やすくなった
私がサイドFIREを始めたきっかけ
私の場合、サイドFIREは計画的に始めたわけではなく、なし崩し的に始まった生活スタイルでした。
なし崩し的に始まったサイドFIRE生活
社内状況が大幅に変更して業務内容が増加したこと、子どもとの時間の確保をしたい事から会社員を辞めて少し休むつもりが、投資の配当や節約などをしたことで意外と収支のバランスが取れた暮らしができたことがきっかけです。そこから「これはサイドFIREに近いかもしれない」と気づきました。
会社員時代の不安とストレス
毎日の残業、特にオンラインの業務が広まったため、自宅での業務も急増したことから、家族、特に子供との時間が取れない事がストレスに感じていました。
小さく働きながら生きる選択
完全に仕事を手放すことは不安でしたが、「フルタイムではなくてもいい」「小さく働いてもいい」と考えることで、精神的にとても楽になりました。
サイドFIREのメリット
家族と過ごす時間が増えた
フルタイム労働を手放したことで、子どもや配偶者と過ごす時間が圧倒的に増えました。特に小さな変化ですが「一緒にご飯を食べる」ことの大切さを実感しています。
自分の内面に向き合う時間が増えた
読書や運動など、自分を見つめ直す時間が増えました。働き詰めの頃にはなかった余裕が生まれ、生活の質が向上しました。
人とのつながりを大切にできるようになった
仕事に追われているときは後回しにしていた人間関係を、今はゆっくり築き直すことができています。心のゆとりが、人間関係の改善にもつながりました。
サイドFIREの不安と課題
収入の安定性に対する不安
労働収入を減らした分、毎月の収入は不安定になります。投資収益は変動するため、精神的に不安を感じる場面もあります。
将来の資産・老後資金への不安
同年代の子供を持つ親は「老後まで資産が持つのか」以外にも「医療費や教育費は大丈夫か」といった不安は常に付きまとうかと思います。資産計画を定期的に見直すことが欠かせません。
社会的な肩書きや人間関係の変化
会社を辞めたことで「何をしている人?」と聞かれることも増えます。社会的なつながりが薄れるのは、想像以上に精神的な負担になるかもしれません。
30代・40代・50代からのサイドFIREの始め方
生活コストを見直す(固定費削減)
まずは支出を減らすことが第一歩です。
- 格安SIMに乗り換える
- サブスクを整理する
- 保険を見直す
こうした小さな積み重ねが、サイドFIREの土台になります。
副業や小さな仕事で収入を確保する
ブログ運営やフリーランス、パートタイムの仕事など、柔軟に働ける選択肢を持つと安心感が増します。
投資で資産を少しずつ育てる
いきなり大きな資産を作る必要はありません。インデックス投資や高配当株投資など、少しずつ積み上げることが重要です。
まとめ|サイドFIREは「不安」と「ゆとり」の両方をくれる
サイドFIREは「完全な自由」とは違いますが、働き方と生き方を柔軟に選べる点が大きな魅力です。
不安はあるものの、それ以上に 「家族と過ごす時間」や「心の豊かさ」 といったメリットを実感しています。
これからサイドFIREを目指す方には、「まずは小さな一歩」から始めることをおすすめします。
良ければ家族や、自分らしい時間を取り戻せるように、一緒に小さな一歩を踏み出しませんか?
ご意見ご感想をお待ちしております。

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