サイドFIRE2年目。既存の積立は崩さず、妻のアトリエと自作サウナを叶えるために月5万円の別枠投資を開始。支出の見直しやモチベの変化、計画の立て方を具体的に紹介します。
サイドFIRE生活が始まって2年。収入は会社員時代より減ったけれど、インデックス中心の毎月積立は数万円ずっと継続してきました。今回は、その積立には手をつけずに「別枠」で投資額を増やす話です。きっかけは、妻と自分に新しい目標が生まれたことでした。
新しい目標:妻のアトリエと、庭サウナ計画
ハンドメイド好きな妻は「自宅の庭に小さなアトリエを建てて、制作に集中したい」。自分は「庭にサウナ小屋と水風呂、外気浴スペースを作って、心身を整える時間を日常にしたい」。場所の確保は何とかできそう。問題は資金です。
ただし、これまでの長期積立(将来のベースになる資産)には手をつけたくありません。そこで出した結論が“別枠の積立”を増やすという選択でした。
投資を「増やす」決断:月5万円の別枠積立
- 妻:月3万円 × 10年 = 元本360万円
- 自分:月2万円 × 10年 = 元本240万円
合計600万円の計画。正直にいって簡単ではありません。でも、目的がクリアになったことで「お金の使い方」に芯が通りました。FIRE後の投資は、単に資産額を増やすだけでなく、暮らしを“設計”するエネルギーだと実感しています。
支出の見直しで“別枠”をひねり出す
別枠積立をつくるには、日々の支出にメスが必要。棚卸しをすると、意外なムダが見つかりました。
- コンビニでの買い食い・毎日のカフェ習慣
- スーパーでの「ついで買い」
- 使っていない/重複しているサブスク
「少し余裕があるから」と流していた支出をやめるだけで、月1〜2万円は動きます。ここに副収入(ブログ・SNS案件・単発の受託)を足すと、別枠の原資が立ち上がります。目標があると、収入を増やすモチベーションも自然に生まれるのが良いところ。
FIRE後の投資は“叶える投資”へ
資産運用は「将来の安心」だけでなく、叶えたい生活を前倒しで設計する行為にもなり得ます。数字(利回り)だけを追うのではなく、目的に合うお金の流れをつくること。今回の別枠は、まさに「暮らしをアップデートするための投資」です。
計画の立て方(ミニガイド)
- 目的を言語化:なぜ必要か、どんな状態になればゴールかを文章化。
- 期間と金額:10年・月5万円など現実的なレンジを設定。
- 原資の確保:固定費の最適化+副収入の積み上げで“別枠口座”へ自動送金。
- 運用の器:大きくブレない配分(例:高コスト商品は避け、低コストかつ分散の効く器を中心に)。
- 可視化:表計算/家計簿アプリで積立残高と目標達成率を毎月見える化。
日々の変化:努力できる日常がすでにご褒美
別枠積立を決めてから、生活の手触りが変わりました。支出は軽く、行動は前向きに。妻はアトリエの間取りや道具リストを作り、自分はサウナ小屋のサイズ、断熱、換気、水風呂の仕様を調べるのが楽しい。“努力できる日々”がすでに豊かさだと感じています。
まとめ:数字よりも「納得感」を積み立てる
FIRE後は、ただ資産を増やすだけでなく、生き方をデザインするために投資するステージに入れる。今回の別枠は、その実験です。10年後、妻はアトリエで制作に没頭し、自分は庭サウナで整う——そんな未来に向けて、今日も“叶える投資”を積み立てていきます。
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