どうも、サイドFIREして家計の舵取りをしているパパです。
ここ数年、資産運用の世界で主役級のスポットライトを浴びていたのが「金(ゴールド)」でした。数年前から価格は2倍、3倍と跳ね上がり、SNSやニュースでは「金こそが最強の資産だ」「これからはゴールドの時代だ」という威勢のいい言葉が飛び交っていました。
僕自身、金はアセットアロケーション(資産配分)に組み込んでいたわけではありませんが、その熱狂ぶりは嫌でも目に入ってきました。しかし、2026年に入り、その金価格が急落。このニュースを耳にしたとき、僕は焦りではなく、不思議と「ハッ」とするような、目が覚めるような感覚を覚えたのです。
今日は、金の暴落という出来事を通じて、僕が改めて再確認した「資産運用の本質」と「自分らしいポートフォリオ」についてお話ししたいと思います。
「守りの盾」が「攻めの剣」に見えてしまう錯覚
もともと、金は「有事の金」と言われるように、世界情勢が不安定な時やインフレの時に価値が上がる、いわば「守りのアセット」としての役割が強いものです。利息も配当も生みませんが、通貨の価値が下がった時に資産を守ってくれる「お守り」のような存在。それが本来の姿です。
ところが、ここ数年の異例の爆上がりによって、世間の見られ方は一変しました。いつの間にか金が「どんどん価値が上がっていく魅力的な投資商品」として、つまり「稼ぐための剣」のように扱われるようになっていたのです。
僕もその熱狂を横目で見ながら、「持っていない自分は機会損失をしているのではないか」という微かなザワつきを感じたこともありました。しかし、今回の下落を目の当たりにして、冷静に捉え直すことができました。
「もともと成長を期待して持つものではないはずの金を、数年調子がいいからといって『上がるもの』だと勘違いして取り入れるのは、健全な捉え方ではない」
この気づきは、僕にとって非常に大きな収穫でした。
再確認した、自分にとっての「黄金比率」
今回の下落は、僕に「自分の立ち位置」を再点検する最高の機会をくれました。世間の波に飲まれるのではなく、自分と家族の生活を守るために、何にどれだけのリスクを割り振るべきか。改めて整理した僕の「コア運用」のバランスがこちらです。
現金:3割 主夫として日々の生活を守り、今回のような市場の急変時にも「心の余裕」を保つための最強の防波堤。
インデックス投資:5割 世界経済の成長に身を任せ、着実に資産のベースを底上げする、運用の中心。
ハイテク・成長株:2割 サイドFIREという「守り」の生活の中に、少しの「攻め」を取り入れる。変動は大きいけれど、全体の2割に抑えることで致命傷を避ける。
結局のところ、僕にとってはこの「現金3:株7(うち2割は攻め)」というバランスが、夜ぐっすり眠れる「適正温度」なのだと確信できました。
もちろん、金というアセットを否定するわけではありません。今後、本当の意味での「お守り」として取り入れるなら、5%から最大でも10%程度。それ以上は、僕のライフスタイルには「重すぎる盾」になってしまいます。
ビットコイン、そして「新しい熱狂」との距離感
最近ではビットコインなどの暗号通貨も「デジタル・ゴールド」として注目を集めています。これもまた、熱狂の渦中にあります。
もしこれらを取り入れるとしても、今回の学びを活かすなら「最大1割」という枠を厳守すべきでしょう。大切なのは、それが「剣」なのか「盾」なのかを見極めること。そして、どれだけ世間が騒いでいても、自分のポートフォリオの大部分を、正体不明の熱狂に委ねないことです。
「正しい現状把握」と「適正な支出」、そして「リスクのコントロール」。 これらが噛み合って初めて、先日お話しした「臨時収入があったから、お互いのために1万円を使おう」といった心の余裕が生まれるのだと思います。
結びに:投資もセルフケアも「自分軸」がすべて
金の下落というニュースに触れて、僕の心に湧いたのは「いい気づきだったな」という清々しさでした。
「死」を隣にある空気として受け入れ、視界がクリアになったことで、お金の動きに対しても必要以上に右往左往しなくなったのかもしれません。他人の収益率や世間のトレンドと比較するのではなく、自分の家計、自分のメンタル、そして自分の未来にとって最適なバランスを追求する。
投資とは、単にお金を増やすゲームではなく、「自分らしく生きるための基盤作り」なのだと改めて感じています。
皆さんのポートフォリオは、皆さんの「心の平穏」を守ってくれていますか? もし市場の動きに心がざわついたら、それは自分を見つめ直す、身体からの「セルフケアのサイン」かもしれません。
まずはしっかり自分を大切に、それから資産を大切に。 これからも、この手探りの自由を、確かな足取りで歩んでいこうと思います。


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