会社員時代は「疲れている背中」しか見せられなかった。サイドFIRE後は家族と過ごす時間や、自分で選ぶ働き方を子どもに伝えられるようになった体験談です。
会社員時代に見せていた「背中」
会社員の頃の僕の姿を思い出すと、子どもに誇れるものではありませんでした。
毎朝6時に家を出て、帰宅は夜9時〜10時。夕食も遅く、子どもがまだ起きていれば「おやすみー」と声をかけられる程度。すでに寝てしまっている日も多く、平日に家族と過ごす時間はほとんどゼロでした。
正直、子どもが僕の背中を見てどう感じていたかを想像すると、胸が痛みます。
疲れ果てた顔、休日も仕事をしている姿。
「働く=大変」「大人=疲れている」そんな印象を与えていたんじゃないかと思います。
FIRE後に変わった「働き方」
サイドFIREをしてから、働き方はガラッと変わりました。
もちろん、完全に働かないわけではありません。でも「自分の意思で働く」ことができるようになったのが大きな違いです。
- 朝は子どもと一緒に朝ごはんを作りながらスタート
- 昼は自分のタイミングで休憩できる
- 夕方には迎えに行って、一緒に宿題を見たり晩ごはんを囲む
働き方=生活の一部として無理なく取り入れられるようになり、会社員時代のように「仕事がすべて」ではなくなりました。
子どもが見ているのは言葉より背中
ここで強く感じたのは、子どもは「言葉」より「背中」を見ているということです。
「勉強しろ」と言うよりも、僕が毎朝ブログを書いたり、勉強したりする姿を見せる方がずっと伝わる。
「家族を大事にしよう」と言うよりも、一緒に料理をしたり遊んだりする時間を持つ方がよほど伝わる。
サイドFIREは、そんな「背中を見せる時間」をくれました。
働き方を通して伝えたいこと
僕が子どもに伝えたいのは、「働く=我慢」ではなく「働く=工夫しながら楽しむ」こと。
もちろん、生活のために働く時期も必要ですし、社会に出れば大変なことも多いでしょう。
でも、工夫すれば「働き方も選べるし、家族との時間も守れる」ということを、自分の背中を通して伝えていきたい。
まとめ:FIREは家族時間を作る選択肢
FIRE後に手に入れたのは、お金の余裕よりも「家族と一緒に過ごせる時間」でした。
僕にとっての一番の幸せは、子どもが「働く大人=疲れた背中」ではなく「自由に楽しんでいる背中」を見てくれること。
サイドFIREは誰にでもできる簡単な道ではありません。
でも、自分の生き方を選び、子どもに見せたい背中を意識できることは、何にも代えがたい価値があると感じています。


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