友情とお金の狭間で|FIRE後に感じた投資を伝える難しさ
FIRE後、僕は趣味のスポーツチームで毎週仲間と顔を合わせています。学生時代からの付き合いも多く、練習後の雑談では昔話から今の生活までいろんな話が飛び交います。でも、ここ最近は「お金に対する価値観の違い」を強く感じるようになりました。
仲間との会話に感じた違和感
チームメンバーの中には、ボーナスが出たら高額な買い物をする人、飲み会や旅行にガンガンお金を使う人もいます。もちろんそれ自体は悪いことではないのですが、積立投資や将来への備えをしていない様子を聞くと、心配になる自分がいます。
一方で、僕自身はFIREを目指す中で「長期分散・低コスト」のインデックス投資を続けてきました。結果として今の自由な働き方や暮らしがあるわけですが、その価値観をどう仲間に話すかで迷いが生じました。
友情を守るか、投資を伝えるか
「積立NISAとか知ってる?」「長期で少額からでも始めた方がいいよ」と言いたくなる瞬間は何度もあります。けれど、お金の話はとてもデリケート。相手からすれば「余計なお世話」と感じられるかもしれません。
実際、僕もサイドFIRE前は人にお金の話をされるのが苦手でした。だからこそ、今の仲間にどう伝えるかは慎重にならざるを得ません。
僕が出したひとつの答え
考えた末に出した答えは、「押し付けない」ということ。僕がやっていることをあくまで体験談としてシェアするだけに留めています。
「最近こういう投資を続けてて、生活が安定してきたよ」「FIREしてからは健康や家族との時間にお金を使えるようになった」と、自分ごととして話す。すると、興味を持った仲間が自然と質問してくれるんです。そのときにだけ、少しずつ具体的な方法を話すようにしています。
FIRE後だからこそ考える“お金と友情”の距離感
仲間との絆はお金では買えないもの。だけど、将来に備える知識をシェアすることで、その絆をより長く続けられるのではないか、とも感じています。
大切なのは相手のタイミングを尊重すること。自分が正しいと思う情報でも、受け取る準備がなければ届かないからです。
まとめ|友情を大切にしながら投資を伝えるには
- お金の話は押し付けない。あくまで「自分の体験談」として語る
- 相手のタイミングを待つ姿勢を持つ
- 友情を優先しつつ、必要なときに必要な情報をシェアする
FIRE後の自由な時間が増えたからこそ、仲間と会う時間も増えました。その中で「友情」と「投資の知識」の両立に悩むこともありますが、僕にとってはそれもFIREの学びの一部です。


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