サイドFIREは不安もある?30代が直面したメンタルの壁と対策

FIRE

サイドFIREはお金の不安だけでなくメンタル面にも壁があります。30代で退職後に感じた不安や家族の支えによる変化を体験談で紹介。不安解消のヒントも実体験をもとにご案内します。

サイドFIREを始めるときに多くの人が気にするのは「お金の不安」ですが、実際に退職してみるとお金以外にもメンタル面での壁が大きく立ちはだかります。

私自身も30代で勢いのまま退職し、一時的に妻の扶養に入ることになりました。
「計算上は大丈夫」と思っていたのに、不安や葛藤は想像以上に大きかったのです。

ここでは、実際に私が直面した 2つのメンタル的な想定外 と、その乗り越え方を体験談として紹介します。


想定外① 計算しても消えなかった「お金の不安」

退職前に十分に計算し、生活費や資産に余裕を持っているつもりでした。
それでも「自分が無収入になる」と現実味を帯びた瞬間、不安が強く出ました。

配当金などの収入は多少ありましたが、「毎月安定してお金が入ってこない」というだけで大きな心理的負担になります。今まで15年以上職場から毎月に定期的に入金があったので、不意に口座を見た際に「、、、あれ?残高少ない。今月も15万引き落としだよね」と思ったときはかなり焦りを感じました。
「このまま減る一方だったらどうしよう」という焦燥感は、机上の計算では想定できませんでした。

どう乗り越えたか

退職から約1年。実際に生活費の支払いをこなし、急な出費も経験しました。
家族もいる為季節の冬休みや連休でのおでかけやイベントなどでの出費は楽しく使いたいので、その他の日常的な出費をいかに管理するか、に重点を置いて食費、生活費の把握に努めました。その結果、「収支の全体像」が見えてきて、不安が次第に和らいできました。


想定外② 無収入でアイデンティティが揺らいだ

もう一つの大きな壁は「自分は家族の中で役に立っているのか?」というアイデンティティの揺らぎです。
これまで「お金を稼ぐことで自分の立場を守っている」と無意識に思っていたことに気づきました。

「収入がない自分に価値はあるのか」という不安は、退職直後に強く出た感情でした。

どう乗り越えたか

退職後は、家事や育児に時間を割くようにしました。特に食事づくりを中心に家事を担うことで「家庭内での役割」を感じられるようになったのです。

特に料理は今ある食材を使ってどうやって子どもも食べやすくするか、にこだわって作っていたので、「ママよりパパのご飯のほうが美味しい!」と言われたときは、妻に内緒でひそかにガッツポーズ!でした。また、妻や子どもから必要とされている実感が持てたことで自分も救われました。
「お金を稼ぐ」以外にも家族に貢献できる道があると実感できたのは、大きな心の変化です。


妻と子どもの反応に支えられた

意外だったのは、妻や子どもが私を責めなかったことです。
むしろ「家事をしてくれるのは助かる」「一緒に過ごせる時間が増えて嬉しい」と歓迎されました。

「稼がない自分をどう見られるか」と勝手に不安になっていましたが、実際はそんな心配をする必要はありませんでした。


総括 メンタル面の気づきと今後

サイドFIREを始めた当初は、お金や立場に対する不安で押しつぶされそうになりました。
しかし、実際に生活を回してみると、お金の不安は管理次第で薄れる し、家族内での役割は稼ぐこと以外にもある と分かりました。

もちろん、今も不安がゼロになったわけではありません。
ただ「家族のために時間を使う」という形で、以前よりも充実感を得られるようになったのは確かな成果です。

次回は現在の収入源についてもお話したいできればと思います。


まとめ

  • サイドFIREには「計算外のメンタル不安」がつきもの
  • 実際に生活を回すことでお金の不安は薄れる
  • 無収入で揺らいだアイデンティティは「家庭での役割」を見つけることで回復できた
  • 家族に支えられた経験は、何よりも大きな財産になった

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