「最近、新NISAとかやってる?」
地元の友人や元同僚と集まったとき、そんな話題が出るのはごく一部、ほんの数人です。 僕自身も、自分から投資の話を大声ですることはありません。聞かれれば「まあ、少しくらいはね」と濁して答える程度。でも、その何気ないやり取りの裏側で、僕はいつも「静かな孤独」を感じてしまいます。
「実は1.2億円を目指してて、今はサイドFIREで主夫をやってるんだ」
そんな本音は、たとえ相手が新NISAを始めていたとしても、決して口には出しません。資産が増えるほど、そして自分の「お金の哲学」が固まるほど、リアルの世界で本音を話せる相手がどんどんいなくなっていく。この寂しさは、サイドFIREを目指す人間が避けて通れない「税金」のようなものかもしれません。
1. 「普通」の基準が、もう元には戻らない
サトマイさんの本でも触れられていますが、人間には「参照点(基準となるポイント)」があります。
多くの友人にとって、投資は「損をしないか不安なもの」や「お小遣い稼ぎ」の域を出ません。でも、僕にとってのお金は「自分の自由を買うための、増殖し続けるエネルギー」に変わってしまいました。
友人が「ボーナスで高級時計を買った」と喜んでいる時、僕は「その50万円をテック系に投じれば、10年後には……」と無意識に計算してしまう。
飲み会で「老後が不安だ」と嘆く声を聞きながら、心の中では「3%取り崩しのシミュレーション」を回している。
「自分もやっているよ」と答えたところで、見ている景色が違いすぎる。 この感覚のズレは、どちらが正しいというわけではありません。ただ、住む世界が少しずつ変わってしまったという切ない事実だけが、そこにはあります。
2. サトマイ流「仲間という安全保障」をどこに求めるか?
サトマイさんは、お金の不安を消すための最強の要素の一つに「仲間」を挙げています。 でも、リアルの友人に自分の資産額や出口戦略を話すのはリスクでしかありません。自慢に聞こえたり、嫉妬を招いたり、最悪の場合は関係が壊れてしまう。だからこそ、僕は「言われれば答える」というスタンスを守り、自分の内側は守り続けています。
その代わり、僕は**「ネットやブログ」という場所を、サトマイさんの言う「仲間という安全保障」の拠点**にしています。
このブログで、1.2億円への道のりを発信すること。そして、それに対して「わかります」「自分も同じ目標です」という反応をいただけること。 顔も本名も知らないけれど、価値観を共有できる仲間が画面の向こうにいる。この繋がりがあるからこそ、僕はリアルの孤独に耐え、自分のハンドルを握り続けることができています。
3. 「寂しさ」は、正しく進んでいる証拠
もし、僕が今でも周囲と同じように「なんとなく不安」で「なんとなく浪費」をしていたら、孤独を感じることはなかったでしょう。
寂しさを感じるということは、それだけ僕が自分の人生に対して**「真剣に、独自のルートを切り拓いている証拠」**なんです。
サトマイさんの言う「コントロール感」を究極まで突き詰めると、どうしても多数派からは外れていきます。でも、その孤独の先にしか、1.2億円というゴールも、家族との本当の自由も存在しません。リアルの友人とは「今の楽しい思い出」を共有し、ブログの仲間とは「未来への志」を共有する。この使い分けができるようになってから、僕の心はスッと軽くなりました。
[資産が増えるほど孤独になる投資家へ。心の平穏を保つための「哲学」が詰まった一冊] [価値観の合う仲間と出会うために。僕がブログ発信を続けている理由]
4. まとめ:孤独を抱えて、それでも進む。
資産1.2億円への道は、夜の高速道路を一人で運転しているようなものです。 助手席には愛する家族がいるけれど、アクセルとハンドルを握っているのは僕自身。
周りの車がどこへ向かっているのかは気にならないし、自分の目的地をわざわざ無線で叫ぶこともしない。ただ、淡々と前を見て走るだけ。
でも、ふとバックミラーを見れば、遠くに同じようなライトを点けて走る「あなた」が見える。それだけで、十分だと思っています。 孤独を引き換えにして「一生分の自由」を買いに行っている僕たちの選択を、僕は誇りに思っています。
最後まで読んでくれてありがとう! 「リアルの人間関係で、お金の話をどうかわせばいいの?」という具体的な処世術についても、僕なりの失敗談を交えてまとめています。もしよかったら、そちらも覗いてみてください。 [関連記事:資産状況をどこまで話す?サイドFIREパパが辿り着いた『人間関係の防衛策』]

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